研究代表者:大島 研介(神奈川大学)
実施期間:2013年4月〜2016年3月
1月末日をもって、本研究の実験の実施は終了いたしました。
今までに79名の点字ユーザの方に参加していただきました。
ご協力いただき誠にありがとうございます。
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以下は、すでに終了した実験の募集内容になります。
研究代表者:神奈川大学 / 慶應義塾大学 大島 研介
研究代表者である大島は、慶應義塾大学中野泰志教授とともに点字に関する研究を実施しております。 現在、点字読書速度の客観的指標の開発・公開を目的とする研究を実施しております。 つきましては、以下の内容を一読いただき、研究への協力をご検討いただければ幸いです。
点字は、文章によって読みやすさが変わりますが、文章の違いに関わらず点字読書速度を客観的に評価できる指標が今まではありませんでした。 そこで、われわれは、点字読書速度の客観的指標を開発することを目指し研究をスタートしました。 このような指標があることで、自身の読書速度を評価することや、学習途中の生徒の点字の熟達度を正確に評価することができるようになります。 今回の研究では、点字読書速度の客観的指標の元となるデータの収集を行います。 このデータを元に、どのような要因が読書速度と関連しているかを定量化することで、指標を開発する上で考慮すべき要因を特定することができます。
実験の中には、1ページの点字の文章を全部で25本読み上げる課題も含まれております。 ゆっくりであっても点字を読むことができる方であれば、どなたでも参加可能です。 様々な点字ユーザの方にご参加いただけると助かります。
点字の利用状況に関するインタビュー、指先の鋭敏さの測定、指先のサイズの計測、点字読書速度の測定などを行い、移動や途中休憩の時間を含めて、全体で3時間ほどの時間を予定しております。 実験は、慶應義塾大学日吉キャンパスにて実施しております。 なお大学の最寄り駅である日吉駅改札までお迎えにあがります。
研究参加への謝礼として、アルバイト謝金を文部科学省科学研究費補助金から5000円(交通費込み)を予定しています。 遠方(神奈川県、東京都以外に在住)からの方には、別途、交通費の支給を行います。 また、本研究の成果に基づき、点字読書速度の客観的指標が開発・公開されることで、将来的には、指標を利用した指導を受けることができるようになることや自分自身で読書速度の評価が行えるようになることが期待されます。
本研究への参加は任意であり、研究内容の説明を受けた後に参加を撤回しても、不利益を被ることはありません。 参加者の個人情報は研究責任者が責任をもって管理し、研究終了後、3年間保管の後、廃棄いたします。実験で得たデータには匿名化を施し、論文や学会等でデータを発表する際には、個人が特定されないよう十分に配慮します。 また、得られた成果は、研究目的以外に使用しないことを約束します。 研究計画や成果についてのご質問は、随時、下記連絡先にて受け付けています。
次の日程で実験を予定しております。ご都合の良い日程をお選び下さい。なお、実験実施日は先着順で受付を致しますので、別日程でのお願いをする可能性もございますので、複数の候補日を頂戴できると大変助かります。
実験可能日
追記1:上述の曜日・時間でご都合が合わない場合、別の日程・時間での実験実施もできることがあります。その際には調整が必要となりますので、お手数ですがお問い合せください。
追記2:場所の提供をご協力いただけるようでしたら、出張での実験実施も検討いたします。ご興味のある方はお手数ですが、お問い合わせください。
ご協力いただける場合、研究計画や成果についてのご質問がございます場合には、随時、下記連絡先までご連絡下さい。