iPadアプリ「muller-Lyer illusion」

Muller-Lyer illusion


旧バージョン(v1.xx)の情報


v2.xxと一部異なる点があります。

旧バージョンにおけるアプリの紹介

このアプリは、心理学の実験を実習を通じて学ぶことをメインの目的としています。
ここでは、代表的な錯視図形である、ミュラー・リヤー錯視図形(Muller-Lyer illusion)を題材にしています。

このアプリでは、大きく分けて、
(1)プレイモード ミュラー・リヤー錯視を観察する
(2)実験モード 錯覚の強さを定量化する手法である調整法と極限法を用いて実験する
ことができます。

それぞれ以下のような特徴があります。
(1)プレイモード
ミュラー・リヤー錯視図形の効果を1回毎に確かめることができます。このモードは、錯視図形の効果を定量化し、何が起こっているかを体験するができます。

(2)実験モード
このモードは、簡単な実験を通じて、精神物理学的測定法の手法や論理を学ぶためのものです。
一般的な心理実験と同様の手続きで、ミュラー・リヤー錯視図形を用いた実験を行うことができます。
0°、30°、60°、90°、120°、150°ごとに10試行の測定が行うことができます。
実験の結果は、グラフにより確認することができます。
さらに、詳細なデータは、csvファイルとして保存されています。
csvデータの取得方法は、tipsページを参照してください。

対応デバイス:iPad、v1.1からiPad miniに対応

旧バージョンにおけるtips


(1)実験データ(.csv)の取得
実験の結果は、csvデータとして、アプリ内のDocumentsフォルダ内に格納されています。
格納されたデータはアプリ内からはアクセスすることはできません。

これらのcsvデータにアクセスするためには、
iExplorerやi-Funboxといったアプリ内のデータにアクセスできるソフトを利用してください。

追記:v1.1では、dropboxとの連携に対応しました。
アプリ内でdropboxとリンクすることで、dropboxのフォルダ内に”アプリ”というフォルダが作成され、その中にデータが保存されます。

追記:iOS8.3より、appがサンドボックス化された関係で、csvデータにiExplorerなどのソフトでアクセスできなくなったようです。
次のバージョンでこのあたりの対策をする予定です。

(2)刺激の長さや錯視量の設定
上部に提示される標準刺激の水平線分の長さは、70 mm(iPad miniの場合は、57 mm) で設定しています。
錯視量(amount of illusion)は、
(A)調整法 (method of adjustment)の場合は、(標準刺激の長さ)ー(調整し終わった比較刺激の長さ)
(B)極限法 (method of limits) の場合は、「(標準刺激の長さ)ー(反応が反転した時の比較刺激の長さ+ステップ幅)/2」
で算出しています。

(3)実績
2013年度 神奈川県にある某大学の心理学基礎実験で本アプリを用いて実験を行いました。